仕事をするのに資格はあった方がいいよ!と言われるけど‥。
実際はどうなのかな・・
就職・転職・独立をしたい人が一度は抱える悩みですよね。
人事の仕事を15年してきた私の経験から、資格取得のメリット・デメリットを解説します!
【資格取得】メリットは10つある。
基礎知識が学べる
資格取得を目標とした勉強法は、①要点を効率よく学べる ②段階的に理解を深められる というプロセスで知識を得ることができます。さらに問題を解くことで、どこまで理解できているのか?が明確になります。資格取得=専門分野の基本的な知識を習得するということになるわけです。
就職・転職活動に役立つ
履歴書に書かれた資格は、あなたの知識の証明です。つまり会社に入社する段階で、基礎知識がある=応用レベルの仕事ができるということ。同じような経歴の人材を比較した場合、書類審査のアドバンテージになりますよね。
部署異動に役立つ
同じ会社で部署異動を願い出る時に「本気でやりたい気持ち」をアピールする ことができます。ただ「その仕事やってみたいです」より「ここまで基礎知識を学んで準備をしてきました」の方が、気持ちも実力も伝わります。
昇進・昇格に役立つ
社内外問わず、一定の資格取得が必要な管理職・リーダーシップポジションに就く場合には必然的に資格取得が求められます。また、必ずしも必要でなくても昇進・昇格というキャリアアップ にも役立つことでしょう。
独立することもできる
例えば、税理士・司法書士・行政書士や社会保険労務士やファイナンシャルプランナーなど、企業に勤めるという働き方だけでなく、個人事業(独立)して働くこと もできます。さまざまな働き方の選択肢が増えますね。
副業にも役立つ
本業の仕事だけではなく、副業にも役立ちます。例えば平日は企業で働いていて、週末はヨガのインストラクターをするなど。ひとつの会社(収入源)に頼らないライフワーク につながります。
充実感のある日々が過ごせる
目標に向かって何かをするというのは、集中した時間を持つことができ、充実した日々になります。ダラダラとスマホを見ている1時間と、資格取得の勉強をする1時間。どちらが充実感があるか?は考えるまでもありません。
自分に自信がつく
資格の勉強は、毎日の限られた時間で取り組むものです。継続的に取り組むことの最後には「目標を達成した自分」「知識を習得した自分」という自信につながります。
交友関係が広がる
同じ資格を持つ専門家との勉強会や交流会、資格がきっかけで生まれる他業種とのコミュニティーなど、新たな交友関係につながることも。
趣味を深掘りできる
趣味としてはじめたことも、専門的なことを深掘りしはじめると趣味が高じて資格取得につながる場合があります。好きなこと・得意なこと はどんどん伸ばしていきましょう!
【資格取得】デメリットは3つある
目的がない資格はいらない
例えば、希望する就職・転職をしたいから その分野の資格を取得する というのであれば目的がある資格取得への道ですね。しかし「履歴書に書ける資格ならなんでもいい」と考えるような資格は、あなたの人生に全く価値がありません。
時間は無限にある訳ではない
あたりまえですが全く勉強しないで資格取得はできません。資格取得にむけた時間を確保する必要があります。学業・仕事や家庭生活の中から、あなたの貴重な時間を費やすことが難しいのなら、あきらめましょう。
経済的負担が生じる
資格の種類にもよりますが、取得費用としては、教材・受験料 などがかかります。また取得した後に登録料が発生する資格も。さらに有効期限や更新が必要な資格なら、更新にかかる費用や年会費が発生する場合もあります。費用対効果を考えてみましょう。
資格を取得してよかったこと【経験談】
未経験だけど転職に成功した
私の場合は、20代半ばで「全く経験のない分野に転職する」ことができました。採用試験に筆記試験がありましたが、資格取得の基礎知識があったのでなんなくクリアできました。
希望の仕事に就くことができた
30代前半の転職では、希望する部署への配属がかないました。会社設立のスターティングメンバ―でしたのでゼロから組み立てていく業務も多く、すでに専門的な基礎知識をもっている(資格がある)人材を確保したかったという採用側のニーズにマッチしたそうです(入社後の採用担当者談)
定年後の仕事にも活かせるかも
50代になり、今後の生き方を模索しはじめています。おそらく定年年齢は今後も上がっていくでしょう。しかし正直なところ年齢が上がれば個人差はあるものの気力・体力は衰えます。せっかく仕事をするなら、自分の環境にあった働き方がしたい。資格があることでその選択肢が広がると考えています。
まとめ
長くも短い職業人生の中で、資格を取得したからこそできた転職・経験が多かったことは間違いありません。
資格取得の10つのメリット。
あなたはどれにピンときましたか?
資格取得に迷っているならば、ぜひこの記事を参考にしてください。
きっともう一歩先のステージがみえてくると思います。