社労士の資格を取ろうかと思っているけど、どんな性格の人が向いているのかな?
こんにちは。社労士の資格を保有している”みろく”です。
企業で約18年にわたり、人事・労務関係の仕事をしています。
筆者の経験から、どんな人が社労士に向いているのか?
その疑問についてお答えします!
・社労士に向いている人【7つの特徴】
・社労士に向いていないかも?と思う人
社労士に向いている人
数字を扱うことが好き・コツコツと地味な作業が苦にならない
社労士の仕事の中でも、主に給与計算や社会保険の書類の作成などは、数字をあつかう細かい仕事。直接給与支払いに関わってくるので、ミスがないか念入りに確認作業を行います。
ですので「数字と根気よく向き合える」・「計算が好き」という方には適職です。
会話は話すより聞くことの方が多い
労働相談やコンサルティングは、相手の気持ちや求めていることを聞き出すことからはじまります。その真意を見つけるためには、できるだけ相手に話してもらうこと。
自分が話すより、話を聞くことができる人の方が相手の真意を見つけやすく、結果的によりよい方法・解決策などをを提案することができます。
おせっかいな傾向がある
会社の人事・労務担当の仕事をしていると、労務・給与・家族の話など…色んな相談がきます。
開業社労士の場合は、税理士・行政書士・司法書士の専門分野に関する相談も意外と多い。
専門分野以外の相談でも、調べてみる。出来る範囲で相談にのる。また士業ネットワークで専門相談ができる人を紹介するなど。
そんなおせっかいさんは重宝されます。
心理学に興味がある
従業員から経営者まで「人と関わることが多い仕事」なので、コミュニケーションスキルが必要になります。「この人はどんな人かな?」「どういうアプローチで話すと理解してくれるかな?」など、常に相手にフォーカスすることが多い場面も。
人の心や行動の反応を科学的な手法で研究する「心理学」が役立つシチュエーションが多いと感じます。
几帳面だと言われる
給与計算・社会保険関係書類の作成~就業規則の改正まで 「細かい作業」・「法律で定められた提出日厳守の書類」が多いです。
几帳面な性格の持ち主は、集中力が高い・タスク管理が得意という特徴がありますので、締め切りに間に合わない!と慌てることもないでしょう。
正義感が強いと思う
法令違反をするブラック企業に対して、その現状を是正する業務遂行能力が必要です。
間違っていることをそのままにできない という気持ちがある人にも向いていると思います。
企業経営に興味がある
賃金制度・退職金制度の設計・人件費の試算など、企業経営に直結する仕事を行う場合があります。
簿記や会計面の知識・スキルがある人や、経営者目線で問題に取り組むことができる人は、仕事自体に面白みを感じるでしょう。
向いていないかも?と思う人
性格がおおざっぱな人
何度も言いますが、細かい仕事が多いのが社労士の仕事。
「数字がちょっと合ってないけど、まっ、いっか」「給与の支払日に間に合わないけど遅れてもいいよね」では済まされません!
性格的におおざっぱな人には、辛く苦痛に感じる仕事だと思われます。
短期的な視点で物事を考える人
就業規則や賃金制度などの規程の作成時、短期的な視点で作成した社内規程や賃金制度設計は、のちに「制度のゆがみが発生してしまう」なんていうことも。
今後、国の政策的では「どのような労務管理が必要とされているのか」など、労働環境とりまく法改正に対して、長期的に興味を持つことができない人には向いていないと思います。
まとめ
すべてが当てはまる人なんて、ほぼいませんよね。
そして、ここに書かれている人が必ずしも向いている人であるとも断言できません。
とはいえ、人には適性・適職というものがあります。
社労士には様々な分野の仕事がありますので、自分のどの部分が生かせる仕事なのか? を考えて、自分と仕事の具体的なイメージをつかみましょう!