Q1. 受験には必要なのか
Q2. 合格したあと登録には必要なのか
Q3. 就職・転職活動には必要なのか
Q4. 独立開業には必要なのか
こんにちは。社労士の資格を保有しているみろくです。
約15年人事・労務関係の仕事をしていました。
この記事では、社労士の資格にまつわる実務経験について、シーン別に解説していきます!
【受験資格】必須ではない
受験者が、どの受験資格で申込むのか?によって決まります。
社労士の受験資格は、次の【3つ】に分けられます。
- 「学歴」
- 「厚生労働大臣の認めた国家試験合格」
- 「実務経験」
そして、上記のどれかを【1つ】をクリアしていればOKです。
つまり ①「学歴」・②「厚生労働大臣の認めた国家試験合格」の基準を満たしていれば、③実務経験がなくても受験できます。
【社労士登録】必須になる
社労士の登録をするなら、実務経験が必要です!
実務経験とされる基準は次の【2つ】です。
- 2年以上の実務経験がある
- 事務指定講習を修了している
上記のどちらか【1つ】をクリアしていればOKです。
2年以上の実務経験がなければ、事務指定講習を受講すればOKということ!
試験に合格して、できるだけ早く社労士登録したい場合は【講習の概要】も確認しておきましょう。
【内 容】通信指導過程(4月間)+ eラーニング講習 or 面接指導過程(4日間)
【受講料】77,000円(税込)
【就職・転職】ケースバイケース
就職・転職には、必ずしも実務経験が必要ではありません。
もちろん即戦力としての人材が求められている場合は、経験者が有利 です。
ちなみに、みろくが転職活動をした時には、次のようなパターンがありました。
一般企業へ就職した場合
実務経験がなくても人事・労務担当者として転職できました。
とはいっても、「勤務社労士」として就職したのではありません。「総務部の人事・労務担当者」としての転職です。
支社で労務担当者はみろくだけだったので、すべての仕事が貴重な実務経験。①書籍・研修会で積極的に知識の習得をしたり ②行政窓口へ質問してみたり しながら、実務における様々なスキルを得ることができました。
社労士事務所へ就職した場合
実務経験があったので転職できました。
次のようなパターンもありますね。
①資格あり ➡ ②経験なしでアシスタント(補助者) 採用 ➡ ③経験を積んで社労士として仕事をする
社労士事務所の求人をみると【経験不問】・【労務業務経験者歓迎】・【給与計算業務または社会保険業務の実務経験3年以上】など、実務経験の有無は求人情報によって全く違います。
求人情報に関しては、積極的に情報収集しましょう!
≫≫士業専門の求人・転職エージェント紹介サイト SAMURAI
【独立開業】あった方がいい
実務経験がなくても、いきなり開業はできます。
周りで「いきなり開業したパターン」をみると、行政手続きの代行をメインにしている事務所が多いような感じがします。
つまり、給与計算代行とか社会保険関係の手続きなどです。この場合は、①行政に質問できる ②書籍などの手続きマニュアルを活用する ③士業同士のネットワークで質問 などの方法で分からないことを解決しながら事業を行っていくパターンです。
とはいっても、社労士事務所の看板を掲げているのですから、実務のある・なしに関わらず仕事の依頼はくるので・・。
みろくの見解としては、やはり一般企業や社労士事務所で経験を積んでから開業した方が、結果的に顧客に対して、安定的なよりよいサービスを提供できると感じています。
まとめ
社労士資格にまつわる実務経験について、シーン別に解説しました。
実務経験があって資格を取得するのか? 資格取得して、実務経験を積むのか?
色んなパターンがあるかと思います。
いずれにしても、資格は実務があってこそ生きてくるもの。
社労士としての実務経験を積んでスキルアップしましょう!