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【医師・スポットバイトが激変!】2024年「働き方改革の攻略法」

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医師の働き方改革スポットバイト攻略法
バイト医師

【医師の働き方改革】スポットバイトはどうなるの?!
忙しいからサクッとポイント知りたい・・

いよいよ2024年4月から【医師の働き方改革】がはじまります。

場合によっては、日直・当直などの「スポットバイト」ができなくなる可能性がある のを知っていますか?

びっくり医師

えっ?!なにそれ?

みろく

はじめまして。病院の事務部に18年勤務している「みろく」です。医師の勤怠管理を担当してきた経験から、この記事を書いています。

この記事で解決するお悩み
  • 医師の働き方改革まとめ
  • 3月までに準備できること
  • 2024年日当直バイトのポイント
  • 求人サイトの活用方法

この記事では、医師の働き方改革のなかで バイト医師が知っておきたいポイントをまとめました!

目次

医師の働き方改革で勤務が変わる?!

「時間外労働時間の上限規制」とは

医療機関(病院、診療所、介護老人保健施設、介護医療院など)に勤務する医師の 時間外・休日労働に上限が設けられます。

アルバイトをしている医師が注意すべきポイントは、複数の医療機関で勤務する労働時間が【すべて合計される】ことです。

勤務先の他「スポットバイト・非常勤・派遣先」で働いた時間も合計されます。

医療機関の水準と業務内容を確認しよう

医師の時間外・休日労働の上限時間には、【原則】・【特例】があります。

  • 【原則】A水準
  • 【特例】業務内容により指定をうけた場合の水準

勤務医は原則「A水準」になり、時間外・休日労働の上限は「年間960時間」(月100時間未満) です。

スクロールできます
医療機関の 水準水準
適用条件
時間外・休日勤務の理由該当する医師時間外・休日労働の上限時間
A水準(原則)病院・診療所等の医師年間960時間
(月100時間未満)
連携B水準各医療機関が
都道府県知事の
指定を受ける
「地域医療の確保のため」
派遣先の労働時間も
通算すると
長時間労働になる

時間外・休日勤務
の理由に
該当する医師のみ
年間1860時間
(月100時間未満)
B水準「地域医療の確保のため」
自院の救急医療や高度な癌治療など
間1860時間
(月100時間未満)
C-1水準臨床研修医/専攻医の
研修のため
間1860時間
(月100時間未満)
C-2水準専攻医卒業後の
技能研修のため
間1860時間
(月100時間未満)

◆参考
いきいき働く医療機関サポートWeb「いきサポ」
厚生労働省「医療を未来に繋ぐために」
厚生労働省「時間外労働規制のあり方について」
厚生労働省「医師の働き方改革について」

「追加的健康確保措置」とは

医師の健康や医療の質を確保するために、追加的健康確保措置が実施されます。

具体的には連続勤務時間制限・勤務間インターバル、代償休息、面接指導などです。

追加的健康確保措置

連続勤務時間制限
 連続勤務時間は28時間まで

・勤務間インターバル
 ※病院の宿日直許可で異なる
 ①始業から24時間以内に9時間の連続休
 ②始業から46時間以内に18時間の連続休

・代償休息
 連続勤務時間制限・勤務間インターバルが実施できなかった場合の休息

・面接指導、就業上の措置
 時間外労働が月100時間を超える前の面接指導
 病院は面接指導実施医師からの報告・意見により就業上の措置を実施

とくに「連続勤務時間制限」・「勤務間インターバル」で、当直明けの勤務ができなくなる可能性があります。

例えば、2日間(日勤+当直+日勤)で働いている医師に影響があるでしょう。

日当直バイトのポイントは「宿日直許可」

特に日直・当直バイトをしている医師が注目すべきポイントは「医療機関の宿日直許可」です

なぜなら労働時間のカウントについて、宿日直許可のあるバイト先の日当直時間=労働時間ならない からです。

宿日直許可とは

「ほぼ診療をする必要のない」待機時間が多い当直の場合、医療機関が労働基準監督署へ申請して「宿日直許可」を取得することができます。

しかし病院全体で取得が難しい場合は「診療科ごと」または「病棟だけ」など、一部の業務だけ許可を取る場合もあります。

宿日直許可がある場合

宿日直の時間は、原則労働時間としてカウントされない。
※待機中の時間内で、通常の診療を行った時間は労働時間になります。

宿日直許可がない場合

宿日直の時間は、すべて労働時間にカウントされる。

つまり「宿日直許可のない医療機関」の日当直バイトは、働く時間が増えることになりますね。

なので、労働時間の上限規制・追加的健康確保措置に与える影響が大きくなる可能性があるのです。

2024年3月までに確認すべきこと

勤務時間を把握する

では、時間外労働時間の上限規制対策としてできることはあるのでしょうか?

まずは日当直バイト以外の、本業(常勤)で働いている勤務時間を確認しましょう。

今回は、民間医局 労働時間のシミュレーション で作成してみます。

勤務時間の計算例

【勤務先】
・適用される水準 A水準

【勤務時間】
・勤務時間 8時間/日
・勤務日数 5日/週
・残業時間 20時間/月

【宿日直勤務】
・勤務頻度 2回/月
・宿日直許可 なし
・勤務時間 14時間/回

必要事項を入力するとシミュレーション結果が表示されるので、スポットバイトが可能な時間が分かります。

シミュレーション結果
民間医局 労働時間シミュレーション結果

今回の計算例でみると、週末に日当直などのスポットバイトができるのは、32時間です。

もちろん本業の残業時間に変動があれば、アルバイト可能な時間も変わってきます。

実際にシミュレーションをしてみると、2024年4月以降も現在のスポットバイトが継続できるかどうか判断がしやすくなりますね。

シミュレーションはこちら≫≫【公式HP】民間医局

宿日直許可を確認しよう

では、「連続勤務時間制限」・「勤務間インターバル」対策としてできることはあるのでしょうか?

まずは、勤務先およびバイト先の「宿日直許可」を確認する必要がありますね。

「許可の有無」が分かれば、今までどおりの働き方ができるのか判断ができると思います。

当直明けも終日勤務するなら「宿日直許可」がある病院で当直バイトをしないと、勤務が制限される可能性があります。

現・バイト先の「働き方改革」動向をリサーチする

では、各医療機関の宿日直許可に対する動向はどのようになっているのでしょうか?

医療人材総合サービスを提供する株式会社エムステージが医療機関へ行った「宿日直許可の取得状況についてのアンケート調査結果」を見てみましょう。

この結果からもわかるように、80%超の医療機関が取得にむけて動いていることがわかります。

引用元:医療人材総合サービスを提供する株式会社エムステージ 医療機関へのアンケート調査

しかし、宿日直許可を審査する労働基準監督署や担当官により許可基準が曖昧なこともあり、許可を受けるための申請・相談の段階である医療機関も多い印象です。

つまり2024年の働き方改革にむけて準備段階の医療機関が多いということ。

現在も日当直バイトをしているなら、バイト先の医療機関の方向性を確認しておく必要性があるでしょう。

今後「宿日直許可」を取得することを検討していないバイト先なら、2024年4月以降に行う宿日直が労働時間にカウントされてしまいます。

場合によっては、新たなスポットバイト先を探す時間が必要になってきますね。

2024年 日当直バイトのポイント

勤務先への外勤報告は必要

労働時間の管理責任は医師を雇用する医療機関に求められます。

本業(常勤)の勤務先にバイトの労働時間を報告することが必要ということです。

また所属する医師が時間外労働の上限を超えてしまった場合、医療機関には罰則があります。

2023年までは、大学医局など暗黙の了解で外勤報告をしていない場合があるかもしれません。

2024年4月からは、後々トラブルにならないよう医師の働き方改革制度を知って準備をしましょう。

宿日直許可がある医療機関が最適解

ここまでの話をまとめると・・。

2024年医師の働き方改革の攻略法は日当直バイトなら「宿日直許可を受けた」医療機関であることが最適解であることが分かったかと思います!

みろく

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みろく

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みろく
サイト運営者
医療機関の勤務歴18年
人事・総務・経理などの仕事をしています。

【保有資格】
・社会保険労務士
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