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    オールカントリーとS&P500ならどっち?【両方買いもあり?】

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    オールカントリーとS&P500ならどっちがいいの?

    わたしも新NISAをはじめた時、同じように悩みました。

    そして選びきれなかった私は、2024年の時点では両方を購入してます。

    みろく

    両方買いしている 投資成績 もお伝えします!

    この記事では「オールカントリーとS&P500を両方買うのはありか?」をテーマに、新NISAで人気の投資信託2本について、それぞれの特徴やメリット・デメリット、両方買いの注意点などを解説します!

    この記事を書いた人
    サイト運営者
    みろく
    • 2級ファイナンシャルプランニング技能士
    • 社会保険労務士
    • 投資運用歴 約20年
    • NISA運用中
    • 現在 約1900万円 投資中
    • 証券会社7社 で運用
     お読みください

    この記事はあくまでも情報提供を目的としたものであり、投資方法や知識について勧誘や売買を推奨するものではありません。

    本記事に含まれる情報に関しては万全を期しておりますが、情報の正確性、完全性、有用性を保証するものではありません。

    情報の利用の結果として何らかの損害が発生した場合、著者は理由のいかんを問わず投資の結果に責任を負いません。

    投資対象および商品の選択など、投資にかかる最終決定はご自身でご判断ください。

    この記事は、次のファンドを参考にしています

    ・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
    ・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

    目次

    オールカントリーとS&P500 を選ぶ【たった1つのポイント】

    新NISAで投資をはじめてみたい初心者が、あえてどちらか1つを選ぶなら、オールカントリー(全世界株式)でしょう。

    なぜなら、S&P500は「米国だけに投資する」ため リスク分散 が不十分だからです。

    これからもアメリカは成長していく!と確信しているなら、S&P500に投資してもいいと思いますが、将来の相場がどうなるかは誰にも予測できませんよね。

    オールカントリーは「米国経済が成長した時の恩恵も受けつつ、世界の国々へ投資する」ことができます。

    みろく

    それぞれの特徴やメリット・デメリットは、このあと詳しく説明していきますね!

    オールカントリーとS&P500 の特徴

    オールカントリー(全世界株式)

    オールカントリーは、「さまざまな国・地域」へ投資できます。

    投資している国は、日本を含んだ世界約47か国(先進国23ヶ国・新興国24ヵ国)です。

    オルカン構成比率
    出典:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)目論見書

    これ1本を購入するだけで、全世界の株式へ分散投資が可能になりますね。

    みろく

    オールカントリーは [ 通称:オルカン ] と呼ばれています。

    それなら、オルカンが最強!と思うかもしれません。

    しかし、デメリットもあるのでメリットとあわせて確認しておきましょう。

    オールカントリー(全世界株式)
    メリットデメリット
    ・さまざまな国に分散投資ができる
    ・運用に悩むことがない
    ・手数料が安い
    ・米国の投資比率が高い(約60%)
    ・為替リスクがある

    米国の投資比率が約60%と一番高いので、アメリカ経済の影響を受けやすくなっています。

    また投資している国が多いので、通貨の影響による為替リスクがある点も注意が必要といえるでしょう。

    S&P500(米国株式)

    S&P500「米国(アメリカ)だけ」に投資します。

    米国のなかでも、投資先は選ばれた優良企業500社 の銘柄です。

    業種ごとの保有比率(セクター比率)をみてみましょう。

    出典:マネックス証券

    S&P500の構成銘柄に入るには 厳しい基準(1兆円を超える大手企業で、継続的に利益を出し続ける企業など)があるので、米国で成長している企業へ投資するといえます。

    みろく

    S&P500は、アメリカの株価指数(株式相場の動きを表す指標)で、日本の日経平均株価と同じようなものです。

    米国が成長しつづけるならS&P500にしよう!と思うかもしれませんね。

    しかし、こちらもデメリットもあるので確認しておきましょう。

    S&P500
    メリットデメリット
    ・株価指標で値動きが分かりやすい
    ・米国の優良企業へ投資ができる
    ・手数料が安い
    ・米国だけの投資になる
    ・為替(ドル/円)リスクがある

    S&P500は さまざまな業種や企業 で構成されているため、アメリカ経済へ分散投資できます。

    また、米国企業はグローバルな展開を行っているので「結果的に世界へ投資をしている」とも考えられます。

    ただし 米国への投資比率が100%なので、集中投資という側面もあることや、ドル/円の為替リスクがある点も注意が必要です。

    オールカントリーとS&P500 の比較

    オルカンとS&P500が投資している国の違い「世界47か国」と「アメリカ1国」でした。

    では、もう少し具体的にそれぞれを深掘りしてを見てみましょう。

    組み入れ銘柄

    組入銘柄の上位5社を比較

    eMAXIS Slim 全世界株式
    (オール・カントリー)
    eMAXIS Slim 米国株式
    (S&P500)
    企業名配分企業名配分
    マイクロソフト3.9%マイクロソフト6.9%
    アップル3.5%アップル5.8%
    エヌビディア3.0%エヌビディア5.0%
    アマゾン2.3%アマゾン3.8%
    アルファベット1.3%アルファベット2.2%

    組み入れ上位5社は同じ銘柄です。

    上位は日本でもよく知られているアマゾン、アップル、マイクロソフトなどの大企業です。

    またこの表にはありませんが、上位10社のうち9社が同じ銘柄(投資比率の違いあり)です。

    そしてオルカンの上位10銘柄のうち、9銘柄はアメリカ企業となっています。

    年間収益率

    オルカンとS&P500の、年間収益率をみてみましょう。

    過去6年間を比較

    年度オールカントリーS&P500
    2018年-7.5%-7.7%
    2019年26.8%30.5%
    2020年9.0%10.3%
    2021年32.7%44.5%
    2022年-5.6%-6.1%
    2023年19.6%34.6%
    出典:各目論見書より

    両方を比較すると、年間収益率の平均値はオルカンよりS&P500の方が5.18%上回っています。

    マネックス証券で作成

    また、2019年1月~2024年10月までのパフォーマンスの比較でも、S&P500の方が伸びています。

    eMAXIS Slimシリーズのオルカン・S&P500は、設立が2018年なので翌年以降で比較してみました

    直近の収益やパフォーマンスで比較するとS&P500の方が成績がいいですが、将来は誰にもわかりません。

    手数料

    長期で運用するなら、手数料が低いに越したことはありません。

    では、オルカンとS&P500の信託報酬手数料を比較してみましょう。

    オールカントリーS&P500
    運用管理費用(信託報酬)年率0.05775%以内年率0.09372%以内
    総経費率年率0.11%年率0.10%

    信託報酬には、その他の諸経費が含まれていません。

    なので、諸経費も含めた総経費率を比べると、S&P500の方が少し低いことが分かります。

    いずれにしても手数料が低いので、長期で運用するとメリットを感じられるでしょう。

    オールカントリーとS&P500 を両方を買うのはありか?

    悩んで一歩を踏み出せないなら、両方買いはありです!

    なぜなら一日も早く両方投資をはじめた方が、長期的に投資成績が有利になるからです。

    インデックス投資は1日でも早く長期・分散・積立で投資することで、 複利効果があり、資産の増加が期待できます 。

    みろく

    そして私も、新NISAで両方を買っています。

    オールカントリーとS&P500はどちらも手数料が安く、長期的な成長が見込まれる商品です。

    この2つで迷っているあなたはすでに金融リテラシーが高い!

    でも、やっぱりどちらにするか選びきれずに両方買いをする場合は注意点があります。

    わたしも次の注意点を確認したうえで、両方を購入しています。

    オールカントリーとS&P500 を両方買う時の注意点

    オルカンの分散投資の効果が薄れる

    オールカントリーは、この1本を購入するだけで全世界への分散ができる商品です。

    しかし両方を購入するということは、結果的に米国への投資比率が高くなるということ。

    オールカントリーとS&P500を半分づつ購入した場合、

    アメリカへの投資比率は 約80% になります。 

    両方を購入すると、投資比率のバランスに歪みが生じる ことに注意しましょう。

    暴落したらどちらも下がる

    オールカントリーとS&P500を同時に購入しても、暴落する時にはどちらも下がります。

    とりあえず、違う商品を買っておけば分散投資になるだろう!と思っていませんか?

    残念ながら、両方を購入しても投資リスクを下げることにはなりません

    なぜならオールカントリーとS&P500は、どちらも株式に投資しているので似たような同じ値動きをするからです。  

    S&P500とオルカン の 相関係数は どの期間でもおおよそ「+0.96」以上 です。

    相関係数が「+1」に近い
    =同じような値動きする

    つまり、暴落した時にはどちらも資産が目減りします。

    両方を購入しても、リスク分散にはならないことに、注意しましょう。

    なお、暴落した時のリスクを分散させるなら、オールカントリー・S&P500とは別に次の商品の組み合わせを考えましょう。

    • 債券
    • 金(ゴールド)
    • 不動産

    これらの金融商品は、「株式と違う値動きをする」傾向にある銘柄です。

    「片方が下落するときは、もう一方が上昇する」という組み合わせなら、暴落時にリスクをおさえることができます!

    【実録】新NISAで両方買っている「わたしの投資成績」

    この記事を読んでいる人は、最後の最後までどちらを買うか迷っている人だと思います。

    こんな人に見てほしい

    とにかくどっちかに決めたい
    両方に投資しようと思っている

    なので、新NISAで両方を購入しているわたしの投資成績を参考までに公開します!

    みろくの新NISA
    ・投資商品:オルカン/S&P500(半分づつ)
    ・新NISA [つみたて枠]
    ・積立期間:2024年1月~11月
    ・積立金額:それぞれ毎月5万円

    運用実績を公開!

    2024年11月の状況では、どちらも利益はプラスになっています。

    ちなみに私が両方に積立しているのは、

    どちらの商品も成長すると思っている
    米国への投資比率は高めでもいい
    長期・分散・積立できる2本で投資の検証をしたい

    と考えているからです。

    みろく

    実際の運用状況を見ると、投資イメージが具体的になりますよね!

    まずは少額からチャレンジ!はじめて投資でコツをつかもう。

    ここまでの記事を読んで、どちらかで投資をはじめてみようかなと思ったら、まずは小額からでも購入してみましょう。

    「全世界株式」・「S&P500」のどちらも、長期・分散・積立ではじめられる商品です。

    まさに新NISAではじめる投資初心者さん向きの投資信託といえるでしょう。

    長期投資は、1日でも早く長期・分散・積立で投資することで複利効果があり、資産の増加が期待できます。

    みろく

    わたしも「はじめての投資額」は、月5000円位からでした。

    現在は、100円からでも投資できる時代がきましたね。

    少額投資は利益の増減も少なく、心理的にも負担に感じることは少ないという隠れたメリットもあります

    迷っているなら、まずは小額からはじめて「投資のコツ」をつかんでみましょう!

    はじめてのNISA!おすすめの証券会社【2選】

    これからNISA口座を開設しようと思っている人におすすめの証券会社2選をご紹介します。

    みろく

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    みろく

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    みろく

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