新NISAをはじめたいけど、どの証券会社がいいか迷うなぁ‥。
そんなお悩みを解決します!
はじめてのネット証券選びは、結構迷いますよね。
私もそうでしたが、今では投資歴も約20年になり複数の証券会社を利用しています。
この記事では、わたしが口座開設しているネット証券7社の「使い勝手」・「おすすめしたい点」などをお伝えします。
またネット証券選び「5つのポイント」も説明しますので、これから新NISAで口座開設をする人は、ぜひ参考にしてください!
- 2級ファイナンシャルプランニング技能士
- 社会保険労務士
- 投資運用歴 約20年
- NISA運用中
- 現在 約2000万円 投資中
- 証券会社7社 で運用
この記事はあくまでも情報提供を目的としたものであり、投資方法や知識について勧誘や売買を推奨するものではありません。
本記事に含まれる情報に関しては万全を期しておりますが、情報の正確性、完全性、有用性を保証するものではありません。
情報の利用の結果として何らかの損害が発生した場合、著者は理由のいかんを問わず投資の結果に責任を負いません。
投資対象および商品の選択など、投資にかかる最終決定はご自身でご判断ください。
「ネット証券7社」の感想
ご紹介する証券会社7社は、新NISAがはじまる前から利用しています。
ネット証券の口座開設は無料なので、銘柄分析・情報収集だけに使うこともできます。
つまり「新NISA」以外の口座としても利用価値があるということ。
私の利用方法や各証券会社と相性のいいクレジットカードを解説しているので、自分にあったネット証券を見つけましょう!
SBI証券
わたしの新NISA口座は、「SBI証券」です。
2005年、はじめてネット証券の口座開設をしてから愛用中(旧:イー・トレード証券)
投資信託用のスマホアプリが使いやすい
取り扱い銘柄数が多い
少額(100円)から取引できる
国内株式の売買手数料が0円
商品・サービスの充実度が高い
クレカ積立でVポイントがたまる
投信を保有していると毎年ポイントが付く
わたしは三井住友カード(NL)でクレカ積立してます!
年会費永年無料(NLカード)
コンビニ・飲食店の利用で最大7%還元
貯まったVポイントは1ポイント1円で使える
三井住友カード(NL)は、毎月の積立額に対して0.5%のポイントがつきます。(※年間10万円利用の条件あり)
ゴールドカードで100万円修行(年間100万円使うこと)を達成すればポイント率が1%にアップ!
ただし、ポイント付与率は変更になることがあるので、最新情報をチェックしましょう。
NISA口座は、「1人につき1口座」なのでSBI証券にするか、正直とても迷いました。
決め手は、ネット証券のパイオニアともいえる安定感と、個人的に長年利用していてウェブサイトの使い方に慣れていたからです。
楽天証券
楽天証券は、楽天ポイントがたまる魅力があります。
わたしは楽天市場で買い物をする「ポイ活」にも利用しています。
楽天カード・キャッシュで楽天ポイントがたまる
ウェブサイト・アプリが使いやすい
1株から投資できる
取り扱い銘柄が多い
国内株式の売買手数料が0円
投資初心者向けの情報が豊富
楽天証券✕楽天カード
わたしは 楽天カード(一般) を利用中 ※年会費無料
私は新NISAをはじめるのに、楽天にするか?SBI証券にするか?を最後まで迷いました。
結局SBI証券にしましたが、楽天証券も「特定口座」で利用中です。
はじめてネット証券に口座開設するなら、総合的な使い勝手がよく、投資情報も豊富な「楽天証券」はおすすめです。
Moomoo証券
ナスダック上場のフィンテック企業が提供する米国生まれの投資アプリです。
わたしはこれまで、ネット証券はパソコンで操作することが多かったのですが、Moomoo証券はスマホアプリがとても使いやすいのが特徴。
アプリ機能が充実
リアルタイムの豊富な金融情報
機関投資家の情報がわかる
ゲーム感覚で投資が学べる
米国株投資銘柄・手数料が魅力
私は口座開設キャンペーンで、米国株と日本株をゲットしました。
その他にもAmazonギフトカードがもらえる紹介キャンペーンなどを行うことも!
アプリ利用なら「Moomoo証券」一択です。
実際に取引しなくても、金融情報と投資分析に使う価値がある証券会社です。
キャンペーンを行っていることが多いので、タイミングによっては特典付きで口座開設できる場合も。
ぜひキャンペーン情報もチェックしましょう。
SMBC日興証券
SMBC日興証券は、日本を代表する大手証券会社です。
使い勝手でいくと、「キンカブ(金額・株数指定取引)」が魅力的なサービスだと思います。
日本を代表する大手証券会社
IPOの主幹事数・取扱銘柄数が多い
日本株に100円から投資できる
信用取引手数料が0円
投資レポートが充実
わたしは「キンカブ」で、毎月5,000円分のゴールド(金)ETFを購入しています!
東京証券取引所に上場しているほとんどすべての銘柄(株式、ETF、REIT)を1単元に満たない株数で取引できるサービス。
投資信託のように「金額」指定で投資できる のが魅力。
たとえば、
① 毎月1000円、トヨタ自動車の株を買う
② 毎日100円、三菱UFJの株を買う
といった投資もできます。
「キンカブ」ができるのはSMBC日興証券だけのメリット!
100円以上100円単位の金額で購入できるし、配当金がある銘柄なら「持ち分数量」に応じて入金されます。
少額でコツコツはじめたい・ドルコスト平均法で積立したい人向けの、とても便利なサービスです。
マネックス証券
マネックス証券は、(株)NTTドコモの子会社であるマネックスグループのオンライン証券会社です。
特に 米国株投資をする人に向いている証券会社 といえるでしょう。
米国株・中国株に強い
米国株の時間外取り引きができる
IPOが完全平等抽選
財務分析に便利な銘柄スカウター
クレカ積立でdポイントがたまる
投信保有ポイントサービスあり
わたしはサブ口座として、米国株投資対象とする海外ETFで利用していました。
マネックス証券✕dカード
dカードで積立するとポイントが貯まります。※年会費無料
マネックス証券は、米国株の時間外取引ができます。
時間外取引ができると、急な株価変動にも対応できるので米国株取引をする人には魅力的ですね。
「投資に慣れた人におすすめ」の証券会社という印象です。
ただ実際に売買しなくても口座開設は無料なので、わたしは銘柄スカウターを使って投資情報を得るために利用しています。
Tumiki証券
Tumiki証券は、(株)丸井グループが運営している積み立て投資専門のネット証券会社です。
あまり名前を聞いたことがない人もいるかもしれませんね。
取り扱い商品は厳選された投資信託のみなので、シンプルな投資をしたい人と相性がいいと思います。
エポスカードをもっている
はじめて投資をはじめる
積立投資をはじめたい
厳選された商品の中から選びたい
操作画面はシンプルな方がいい
Tumiki証券✕エポスカード
・ゴールドに招待されたので、年会費は無料で利用中
・通常は年間利用金額50万円以上で、翌年以降の年会費が永年無料
エポスカードを持っていたので「ポイ活」目的ではじめました。
エポスポイントは、たまるマーケットや10倍ポイントデーなどがあるので、結構ポイントが貯まります。
マルイ店舗が近くになくても、「カードの利用料金をポイント払いできる」などの利用方法があるので、Tumiki証券✕エポスカードのポイ活もおすすめです。
セゾン投信
セゾン投信の特徴は、投資信託の運用と直接販売をしていることです。
通常 投資信託は「証券会社や銀行などの販売窓口」から購入するのが一般的。
(株)クレディセゾン発行の対象カードで永久不滅ポイントが貯まるので、セゾンポイントを利用したい人と相性がいいですね。
はじめて投資をする人向き
顧客サポートが充実している
お金のことを色々相談できる
セゾンカードでポイントが貯まる
セゾン投信を実際に利用して感じたのは、顧客へのサービスを徹底していることです。
投資初心者だった頃、株価が暴落して不安だから売却しようかな‥と思っていた時に、長期投資の重要性を丁寧に説明するメールがきました。
メールのおかげで売らずに長期保有。現在プラス利益になっています!
限られた投資信託しか購入できませんが、特に「投資初心者」・「アフターサービスを重視したい」人向けの証券会社です。
新NISA口座で比較したいポイント5つ
新NISAは、「1人につき1口座」しか口座開設できません。
そのため、はじめる前に各証券会社のサービスを十分に比較しましょう。
ここでは比較したい5つのポイントをご説明します!
取引手数料
金融商品を売り・買いする場合には、取引手数料がかかります。
各手数料は、店舗型の証券会社よりネット証券の方が圧倒的に安いです。
取引手数料は証券会社によって異なるため、なるべく手数料が安い証券会社を選ぶといいでしょう。
購入時手数料(販売手数料)
つみたて投資枠
各金融機関とも購入時手数料は無料(ノーロード)
成長投資枠
各金融機関で購入時手数料が違う
その他の手数料
・運用管理費用
・信託財産留保額
・売買手数料
コストだけで選ぶなら、やはりネット証券がおすすめです。
店舗型の証券会社はコストは割高でも「対面サポート」が受けられるメリットがあります。
コストを抑えたい・コストが高くてもサポート重視など、自分にあった証券会社を選ぶようにしましょう。
新NISA対象商品の数
各証券会社が、同じ金融商品を取り扱っているわけではありません。
つみたて投資枠・成長投資枠はそれぞれ対象銘柄があり、その中から各金融機関が自社で取り扱う商品を決めています。
◆つみたて投資枠
金融庁 [つみたて投資枠対象商品]
◆成長投資枠
投資信託協会 [NISA成長投資枠の対象商品]
自分が購入したかった商品が口座開設した証券会社で買えないということもありえます。
たとえば、SBI証券なら買えるが楽天証券では買えない・・など。
すでに購入したい商品が決まっている人は、口座開設する証券会社で取り扱いがあるか確認しましょう。
また新しい商品は、随時追加で販売されていきます。
色んな金融商品の購入を考えているなら、取り扱い本数が多い証券会社を選ぶことをおすすめします。
取り扱い口座の種類
新NISAの成長投資枠では、以下のような金融商品も購入できます。
・個別株
・ETF
・REIT
しかし、証券会社によってはこれらの商品を取り扱っていない場合も。
わたしが利用しているセゾン投信・Tumiki証券では投資信託以外の商品は買えません。
株式の優待・配当金を目的とした投資、1株未満で買える単元株の購入 などを考えているなら、口座開設する証券会社に取り扱いがあるか確認しましょう。
クレカ積立・ポイント還元
証券会社によっては、投資信託の購入にクレジットカードが使える場合があります。
また、投資信託を保有しているだけで毎月ポイントが貯まるサービスなども。
新NISA✕クレジットカード決済で、ポイ活もできますね。
しかしポイント還元率は変更する場合があるので、ポイント狙いの理由だけで証券会社を決めるのはやめましょう。
私が利用しているSBI証券も、2024年11月購入分からポイント還元が変更になりました。
普段利用しているクレジットカードがそのまま使えればベストです。
しかし新しくクレカを作って新NISAをはじめるなら、ポイント還元率だけでなくカードを持つことで受けられる総合的なサービス内容も重視しましょう。
サポート体制
ネット証券は、実店舗での対面相談ができません。
投資初心者には、ハードルが高い点ですね。
しかしネット証券でも、わからないことやトラブルが発生した時に電話・チャットなどで相談できるサポートはあります。
パソコンに不慣れな人は、リモート操作による遠隔サポートが受けられる証券会社が便利です。(SBI証券など)
営業時間外のサポートがあるか・電話サポートはフリーダイヤルか といったことも確認しておきましょう。
NISA口座は変更できる
新NISAの証券会社を変更できるのは「1年に1回だけ」です。
もしも、「購入したい商品を取り扱っていない」・「 使い勝手が悪い」 などの理由で変更したい場合は、口座の変更を検討してもいいでしょう。
ただし、いくつかの注意点があります。
変更の手続きには1ヵ月程度かかる
変更したい年にNISAで購入しているとできない
変更先の証券会社に資産を移動できない
わたしも何度か変更しようと思いましたが、面倒になってそのままです。
口座を変更する時間と手間を考えると、はじめからよく比較検討して証券会社を選びたいですよね。
新NISA口座で比較したい5つのポイント をおさえて、自分に合ったネット証券で口座開設しましょう。
まとめ
NISAがいいらしいけど、「どこではじめたらいい?」という相談をよく受けます。
銀行ではじめようとする人もいますが、私のおすすめは「ネット証券」です。
でも、ネット証券も色々ありすぎて迷ってしまいますよね。
この記事では、これまでわたしが実際に利用してきた「ネット証券7社」をご紹介しました。
なかでも、初心者がはじめて口座開設するなら「SBI証券」と「楽天証券」がおすすめ です。
投資は一日でも早くはじめて長期間運用するのが基本です。
ぜひこの記事を参考にしていただき、自分に合った証券会社を見つけましょう!