- 積立している資産がマイナスになったらどうするの?
- 暴落時にしてはいけないことってどんなこと?
- 暴落は投資のチャンスっていうけど、何をすればいいの?
こんな悩みが解決できます!
積立NISAをはじめたけど「暴落したらどうすればいいのかな…」と不安を感じていませんか?
実は、暴落は投資の世界では避けられない出来事ですが、「怖い」と思う必要はありません。
むしろ、正しい心構えさえあれば、暴落を逆手にとって資産形成を強化するチャンスに変えられるのです!
投資歴20年の私も、数年に一度はある暴落を経験しています。
このブログでは、初心者の方に向けて、積立NISAにおける暴落時の心構えと実践的なアドバイスをお届けします。
一緒に安心して投資を続ける方法を学びましょう!
- 2級ファイナンシャルプランニング技能士
- 社会保険労務士
- 投資運用歴 約20年
- NISA運用中
- 現在 約1900万円 投資中
- 証券会社7社 で運用
この記事はあくまでも情報提供を目的としたものであり、投資方法や知識について勧誘や売買を推奨するものではありません。
本記事に含まれる情報に関しては万全を期しておりますが、情報の正確性、完全性、有用性を保証するものではありません。
情報の利用の結果として何らかの損害が発生した場合、著者は理由のいかんを問わず投資の結果に責任を負いません。
投資対象および商品の選択など、投資にかかる最終決定はご自身でご判断ください。
みろくの積立投資[2024年10月]
わたしはNISAがはじまる前から、資産は積立投資をしています。
ちなみに2016年から2024年まで「8年」積立している投資信託の評価額は、利益率74.6%の2,067,312円になっています。
この資産口座はNISA制度ができる前から運用している ”特定口座” です
必ず同じ結果とはなりませんが、積立投資で失敗しがちな3つの行動をしなければ、この評価額の再現率は高いと思います。
投資歴が20年になった今、暴落はチャンス!とさえ思えるようになりました。
何度か資産がマイナスになって「積立投資はもうやめよう‥」と思った先に結果がついてきますので、ぜひ積立NISAがプラスになるような行動をしていきましょう。
以下では、積立NISAがマイナスになった時にしてはいけない3つの行動を解説します!
実際に私も実践していることをまとめたので、ぜひチェックしてみてください。
積立NISAがマイナスになった時にしてはいけない3つの行動
慌てて資産を売却する
一時的にマイナスになると動揺して売りたくなる気持ち・・わかります。
でも、売却した時点で損失が決定!!
マイナスだからとあわてて売ってしまったら、将来プラスになった時の利益を逃がすことになります。
次の図は、長期で成長を続けているS&P500の推移です。
過去に、ブラックマンデー・リーマンショック・コロナショックなどの下落局面があることが分かります。
数年に一度は暴落していますよね。 しかし、暴落が起きてから数年で回復していることもわかります。
長期の積立資産は、アップ・ダウンを繰り返しながら上昇していくものです。
なので、マイナスになった時には 長期的な視点を忘れずに 売却はぐっと我慢しましょう。
暴落時こそ「淡々と積立すること」ですね。
積立投資をやめる
相場が下がっていると、とりあえず積立するのをストップした方ががいいのではないか?と思うことがあります。
しかし完全に積立をやめてしまうと、せっかく安く買えるチャンスを失うことに・・。
なぜなら積立投資のメリットである「ドルコスト平均法」の効果を活かすことができないからです。
定期的に一定金額で購入する投資方法。
金融商品の価格が安いときにはたくさん購入し、価格が高いときには少しだけ購入するになる。
結果的に平均購入単価が下がり、価格が上昇したときに利益を得やすくできる方法です。
また過去のデータから、10年から最長でも20年の積立を続ければ、元本割れは回避できる可能性が大きいといえます。
次のグラフは、1985年以降の期間で積立・分散投資を20年続けていれば、元本割れしていないという分析結果です。
相場の一時的な下落は、安く仕込めるチャンスです。積立をやめてしまうのはもったいないですね。
積立投資をするなら、「淡々と継続」しましょう。
積立金額を減らす
暴落して怖いから、積立金額を減らそうかな・・と思うこともあるでしょう。
しかし金額を減らすことは「積立投資をやめる」と同じように、ドルコスト平均法の効果を活かすことができなくなります!
暴落でせっかく安く買うことができるのに、平均購入単価の引き下げ効果を十分に発揮できないのはもったいないですね。
次の図でドルコスト平均法をイメージしてみましょう。
どんな状況でも積立を中止せず、毎月1万円ずつ購入すると「口数が増える」・「平均単価が下がる」ことがわかります。
積立投資のメリットであるドルコスト平均法の効果を十分に発揮するためにも、積立金額を減らすことはNGです。
資産がマイナスになっても、「淡々と一定額の積立を継続」しましょう。
暴落をチャンスに変える3つの方法
ここまでの話は、暴落時にやってはいけないこと でした。
でも実は、暴落は投資のチャンス なのです!
えっ? そんなことを考える心の余裕はない・・という声も聞こえてきそうですが。
安く仕込めるチャンスです!
暴落は、投資初心者にとって心理的なハードルが高いでしょう。
しかし投資に慣れ、また資金に余裕があるなら、暴落時をチャンスに変える方法も知っておきましょう。
それでは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」別に暴落をチャンスにかえる方法を説明します!
つみたて投資枠
積立金額を増やす
「つみたて投資枠」で投資しているなら、積立金額を増やしてみましょう。
投資信託を積立で購入する利点を生かすことができるタイミングだからです。
なぜ積立金額を増やすことをおすすめするのか説明しますね。
1.安値で買える=購入口数が増える
つみたてNISAでは、相場が下落して基準価額が値下がりした時ほど、多くの量(口数)が購入できるというメリットがあります。
積立投資の資産額=価格×口数(量)
投資は「価格の上がるか・下がるか」だけで、利益が決定すると思っていませんか?
実は投資信託(積立方式)の場合、口数(量)がとても重要なポイントなのです
一定額を積み立てるだけでもドルコスト平均法のメリットはありますが、さらに積立金を増額すれば、口数(量)を増やすことができます。
2.購入(平均)価格を下げることができる
暴落時は購入価格を下げることができます。
投資信託で利益が生まれる条件は、
①基準価額 > ②平均購入価格 です。
相場の下落時に積立金を増額すれば 、一定額で積立するよりも 平均購入価格 を下げる ことができます。
3.株価が回復したときに利益が大きくなる
投資信託の「資産額のしくみ」と「利益が生まれる条件」を再確認してみましょう。
・積立投資の資産額
資産額=価格×量(口数)
・投資信託で利益が生まれる条件
基準価額 > 平均的な購入価格
以下の図は、①毎月1万円ずつ投資した場合 ②下落時に積立金を2万円に増額した場合 の比較です。
暴落時に積立金を増やした方が、購入口数が増え・平均購入価格が下がる ことが分かりますね。
そうすると、いずれ株価が回復・上昇したときに利益が大きくなります。
なので資金に余裕があれば、ぜひ増額も検討してみましょう。
成長投資枠
暴落は成長投資枠を活用するチャンスです!
なぜなら一時的に安く仕込めるタイミングだからです。
わたしも暴落時に購入できるように、待機資金を用意しています。
普段はNISAのつみたて投資枠で積立している人も、暴落時には成長投資枠を利用することも考えてみましょう。
個別株を買う
個別株は購入のタイミングが良ければ、短期間で運用成果をあげられる可能性があります。
また、日本株の配当金や優待で気になる銘柄があれば、安く買えるタイミングです。
しかし個別株の購入は、銘柄を選ぶ・売買を自分で判断する という必要があるので 投資慣れした人におすすめ します。
私も自分の実力を過信して、日本の個別株を買ったことがありますが、タイミングがうまくいかず、何度か損切り(マイナスになったまま売ること)したことがあります。
個別株は、「将来的な成長」や「日々変動する市場の動きを読む」などの知識が必要です。
大きな損失がでることもあるため、チャンスだからといって無理に購入するのは避けたいところです。
しかし、ピンチをチャンスにかえるタイミングであることも知っておきましょう。
一括投資する
これは余裕資金がある場合にできる方法ですね。
こんな人におすすめ
まとまった金額の投資を考えている
投資初心者なら、積立NISAと同じ商品で一括投資してもいいでしょう。
私も一部の資金は、成長投資枠の一括投資用に準備しています。
投資に慣れてきたら、成長投資枠の利用も検討してみましょう!
最終的にNISAが元本割れしない投資方法
元本割れを防ぐ方法は、投資の3原則といわれる「長期投資」・「積立投資」・「分散投資」です。
運用期間中に一時的な元本割れをする可能性はありますが、10~20年投資することで利益を出すことができる可能性があります。
過去のネット証券では、数年前の売却時に書類を提出しなければなりませんでした。
わたしは書類を出すのが面倒で、現在も売却していない投資信託があります。
しかし結果的に、その積立投資が一番利益を出しています!
その投資実績があるので、現在の投資スタイルは投資3原則を基本とした「ほったらかし投資」です!
現在の投資スタイルが「長期・分散・積立」になっているなら、暴落した時に右往左往することはありませんね!
それでもメンタルが不安定になった時の対処法
暴落時にも、「積立NISAならすることはない」・「暴落は投資のチャンス」 と分かっても、やっぱり資産がマイナスになっていく状況をみると不安 になりますよね。
そんな時には ”資産額を見ない” のも方法のひとつです!
なぜならこれまで説明してきたとおり、積立NISAなら 原則的には「暴落時にすることはない」 からです。
それなら投資の情報で一喜一憂してもメンタルが不安定になるだけですよね。
そうすると資産がマイナスになると、心理面の不安から「やってはいけない3つの行動」をとってしまう可能性が高くなります。
そんな時は、究極の選択として投資情報から距離をおいてみましょう!