社労士の資格を取ろうと思っているけど、独学でも合格できるかな?
こんにちは。社労士の資格を独学で合格した “みろく” です。
筆者の経験からいうと、独学でも合格することができました。
でも、独学が「自分に合う勉強スタイル」なのか不安ですよね。
この記事では、独学で勉強することを様々な視点から解説していきます。
それでは、ひとつづつ解説します!
独学の方法は【2つ】
ひとくちに独学といっても、大きく2つの方法があります。
1.自分で選ぶ参考書
(自分で選んだ参考書で勉強する)
2.予備校の通信講座
(セット教材を使って勉強する)
ちなみに、みろくの独学勉強法は 2. 予備校の通信講座 でした。
独学に向いていると思う性格
やはり独学に向いている・いないという性格的な部分はあります。
ちなみに独学に向いている性格だと思うのは、次の3点が得意な人。
長期的なスケジュール管理が得意な人
社労士の勉強期間は、10ヶ月~1年ぐらいと言われています。ということは、この間のスケジュール管理を自分で行うことになります。約1年後の目標から逆算して、月・週・日別にやるべきことを決め、実行することができる。そんなスケジュール管理ができる人は独学向きでしょう。
PDCAサイクルで物事を進められる人
ビジネスでもおなじみのPDCAサイクルは、試験勉強にも活用できます。
「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Action(改善)」の頭文字をとって名付けられた、ビジネスにおける様々な業務改善方法。
これを試験勉強に当てはめると、次のようなPDCAサイクルになります。
- Plan(計画)試験までのスケジュール・勉強法を決める
- Do(実行)計画に沿った日々の勉強
- Check(評価)計画のとおり進められているか?・理解できているか?
- Action(改善)計画・勉強方法を改善する
地味な作業ですが、「勉強しながら」・「効率のよい方法」を見つけていく最良の方法かと思います。意識せずとも行うことができる人なら、試験勉強のアドバンテージになるでしょう。
日々の時間管理ができる人
自分の「時間割」を作り、毎日のすき間時間をムダなく使える人は、とても独学に向いています。
合格者の職業割合では、会社員58.4%が最も多く働きながら受験をしている人が多いことが分かります。また、年齢も30・40代が約60%となっており、仕事も家庭も多忙な年齢層です。
いかにして試験勉強の時間を確保していくか?日々の時間管理がとても重要なのです。
向いていない人
とにかくダラダラしちゃう人
スマホを見ていたら、あっという間に1時間が経過していた!は、よくある話。こんな時間の使い方はもったいないですね(という筆者も反省することが多々ありますが‥)
とにかくダラダラしちゃう人におすすめな勉強法は、強制的に勉強する時間を確保すること。
つまり独学ではなく、予備校に通学するなど、確実に勉強時間を確保できる方法を選びましょう。
勉強する仲間がほしい社交的な人
1人はさみしい。周りに人がいる方が落ち着く。または切磋琢磨するライバルがほしい。など、「一人よりも複数人で取り組みたい」という社交的な人は、独学とは無縁です!
というか、そもそも独学という道を選ばないのではないか・・と思います。
すぐに問題解決したい人
予備校の通学で勉強すれば、分からない問題もその場で講師に質問できます。仲間と勉強していれば教えてもらうこともできるでしょう。しかし1人で勉強していると、そうはいきません。
仮に予備校の通信講座を利用していたとしても、回答までのタイムラグは発生します。
分からない部分をその日のうちに解決しないとモヤモヤするような性格ならば、すぐ疑問に答えてくれる講師がいる通学制の予備校を選びましょう!
独学で勉強するメリット
通学より費用が安くおさえられる
社労士の試験は大きく3つの勉強スタイルがあります。各スタイルの価格帯は次のとおりです。
各予備校を調査してみたところ、やはり一番費用がかかるのは通学講座です。(この他、交通費もかかります)
通信の場合は、通学より低予算で勉強できます。(デジタルテキストによる講座のため、通学に比べて運営費用がかからない)
完全な独学は、テキスト購入・模試受験が主な費用になるので、どこまでお金をかけるかは受験者次第です。(参考書だけなら1万円以内です)
予備校に通う移動時間がカットできる
仕事をしながら勉強する場合、日々の時間管理が重要ということをお伝えしました。中でも移動時間をカットすることができれば、その分を勉強時間に充てることができます。自宅で勉強できる環境があるならば、一番効率的に時間を使えますね。
自分好みの環境・ペースで進められる
ひとりで勉強するなら、自宅・近場のカフェ・図書館など、その日の気分で「自分スクール」を開講しましょう。暑い日はクーラーのきいた涼しい部屋で。今日はカフェでコーヒーを飲みながら。集中したい時には図書館で。など、とにかくどこでも勉強できるのが最大のメリット!
デメリットもある
独学のデメリットは、メンタル的な要素だと思います。約1年、1人にひたすら勉強する訳ですから、当然自信がなくなったり、途中で投げ出したくなることもあるでしょう。
また「苦手科目」や「疑問」を後回しにしてしまうかもしれません。
勉強する期間について
社労士の資格を勉強する期間は、約10ヶ月~1年と言われています。
勉強する時間について
社労士の資格を勉強する時間は、1000時間と言われています。
時間割はイメージできましたか? 平日・休日の時間を決めて、計画どおりに進まないところは週末で調整することができます。また週末に予定が入っている場合には、逆算して平日の時間を増やします。
実際に筆者もこのスケジュールを1年間繰り返していました。
独学なら【予備校の通信講座】がおすすめ!
独学といっても、断然おすすめなのは【予備校の通信講座】です!
実際に合格した筆者が、その利点を5つ解説します。
完全独学は法改正に苦労する
昨今は、労働法や社会保険関係法令などの法改正がとにかく頻繁に行われています。購入したテキストが、すでに法改正前の情報になっていることも。
通信講座は「法改正情報のフォローがある」ため、安心して勉強することができます。
ポイント教材で効率アップ!
1人で勉強していると、本当に重要なところはどこなのか? がわからないことがあります。
しかし通信講座なら、①優先順位がつけやすい 「必ず覚える」・「何も考えずに丸暗記」・「あまり重要ではない」など また、②分かりやすい解説「法律が成立した背景など」 など、ポイントをおさえた教材で効率よく学べます。
わからないことを質問できる
独学で勉強することのデメリットでもお話しましたが、「わからないことをそのまま放置してしまう」というのは、勉強における大きなリスクです。
講座によっては、質問無料・回数無制限の場合もあるなど、通学講座と同様のサービスが受けられます。
最新の試験の傾向と対策がわかる
各予備校では社労士の模試を取り扱っています。過去問を網羅することはもちろんですが、試験の傾向を分析しつくされた模試を受けることができるのです。
毎年試験の傾向は変わるので、「最新の試験の傾向と対策」を入手することができます。
一般教育訓練給付制度で費用をおさえられる
仕事をしながら勉強しようと考えているなら、雇用保険の「一般教育給付金制度」を利用しましょう。
雇用保険の加入期間を一定満たしている人が、厚生労働大臣の指定する講座を受講し修了した場合に、支払った学費のうち20%(最大10万円)が支給される制度です【※合格が条件ではありません】
この制度を利用すれば、費用面で「受講料がちょと高いな‥」と考えていた人も、受講できるかもしれませんね。
≫≫【社労士|通信講座】働きながら受験する人におすすめしたいスクール4社
まとめ
筆者は、完全独学・通信講座のいずれも経験してみました。その経験をもとに振り返ると、費用対効果の面でも、通信講座が合格への一番の近道だったと思います。
性格的な向き・不向きやメリット・デメリットもあるので、この記事を読んで自分に合っていると思ったら、ぜひ予備校の資料請求をしてみてください。筆者も何校か比較して、①テキストの見やすさ ②サポート体制 ③受講料 などを比較しました。
その中から自分にあう予備校を見つけましょう!
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