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社労士【やめとけ・無意味】 なぜそう言われてしまう資格なのか?「5つの理由」を解説

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悩み1

社労士の資格を取ろうと思っているけど、「やめとけ」とか「無意味」って言われるはどうしてなの?

悩み2

転職・就職に有利になりそうだけど、違うのかな?

悩み3

年金問題とか働き方改革の分野で注目されていると思うけど、そうでもないのかな?

今回は筆者が、社労士について「やめとけ」・「無意味」といわれしまう点について実体験をもとに解説します。

みろく

こんにちは。社労士の資格を取得している “みろく” です。企業の人事・労務部門で約15年仕事をしてきました。

この記事でわかること

・社労士はやめとけ【5つの理由】
・取得してよかった【5つの理由】

そして、これまでの経験からやっぱり「取得してよかった!」と感じている理由もあわせてお話します。

目次

社労士はやめとけと言われる【5つの理由】

士業の中での知名度が低い

○○士という名前の職業が一般的に士業といわれています。たとえば弁護士・公認会計士・税理士・中小企業診断士といった資格の職業です。

法律に困った時には弁護士さん。税金に困った時は、税理士さん。専門的な事例で困った時に相談する一度は聞いたことがある職業だと思います。

それでは社会保険労務士(社労士)はどうでしょう? うーん。一般的にはなじみが薄い職業ですね。

頑張って国家資格を取得しても、世間の反応は薄いです。

知名度や世間の評価を期待しているなら、「やめておいた方がいい」と思います。

給与が平均年収にとどかない場合もある

国税庁が発表した「令和3年分民間給与実態統計調査」によると、2021年(令和3年)の平均年収は443万円です。

社労士の働き方には「開業」と「勤務」という大きく2種類の働き方がありますが、特に開業した場合の年収はピンキリ。300万円以下から1,000万円以上まで大きなひらきがあります。

なので、場合によってはサラリーマンの平均年収に及ばないので、年収だけにフォーカスするなら「やめておいた方がいい」という結果になる場合も。

独立してもうまくいくとは限らない

社労士の働き方は大きく2つ。その割合は次のとおりです。

  • 独立して事務所を設立する「開業社労士」が、80%
  • 企業の人事部などで労務関係の業務を行う「勤務社労士」が、20%

独立する場合には、一から顧客獲得を行っていく場合・既存の顧客をもった事業所を継承していく場合の2つの方法があります。ただ地方では地域による違いもあり、社労士が飽和状態の激戦区もあります。

そうなると一定の特色・サービスが提供できる社労士事務所以外は、いずれ顧客が少なくなり事業が成り立たなくなる可能性があるでしょう。やもなく廃業になった場合には「意味がない」と言われるのかもしれません。

社労士の求人が少ない

勤務社労士として求人を探しても、求人数自体が非常に少ないという現状があります。

筆者も社労士を取得した時には、勤務社労士として仕事をしたかったのですが、地方ということもあり求人情報そのものがありませんでした。

働き方の選択肢をしぼりすぎると、取得したのに希望の仕事ができなかったという結果になる場合も。

社労士事務所があわない

社労士として仕事を探すと、社労士事務所で働くという選択肢があります。

実務経験が積める・社労士の資格を活かした仕事ができるというメリットがあるのでオススメしたいところなのですが・・。

経験からすると個人事業所の規模では所長の権限が大きいため、事業所の雰囲気が合わなければ長く勤務することは難しいでしょう。

筆者は、社労士事務所・会計事務所で勤務した経験がありますが、残念ながらその雰囲気になじめず退職した経験があります。

それでも取得して良かったと思う【5つの理由】

希望の職場に転職できた

資格取得後の転職活動により、企業の給与・労務を担当する部署へ就職することができました!

新規設立の事業所だったため、一から会社を作り上げる業務はとても楽しく、会社の開設から就業規則の作成・給与計算から労働相談まで、多くの実務経験を積むことができたことは、職業人生の中でも大きな財産です。

社労士の登録をして仕事をしたわけではないで、「勤務社労士」という働き方ではありません。

会社によっては資格手当が支給される

会社によっては、資格優遇制度がある給与体系をとっている場合もあります。月10,000円~30,000円ぐらいの資格手当が支給される場合があるので、給与アップにつながります!

社労士事務所勤務時は、月20,000円の資格手当が支給されました。

就職・転職の書類審査で有利になる場合がある

これまでの転職活動の中で、やはり履歴書に社労士の資格を記入すると、総務・人事・労務関係の求人で強みになります。

しかし、この分野以外で就職を希望する場合に履歴書に記入すると「労働組合みたいに権利を主張されそう」とか「募集している職種に関係ないので求める人材とは違うかも?」と思われることもあるので、筆者の場合は、その時々に応じて履歴書に記入するかどうか判断しています。

企業の労務担当部門への就職・社労士事務所への就職時には、履歴書に記載し評価されたため、無事に採用されました。

仕事の選択肢が広がる

昨今は、副業的な働き方も増えています。

例えばこんな働き方ですね。

  • 労務関係の講師
  • Webライター
  • 在宅ワーク(給与計算代行業務・就業規則作成など)
  • ココナラ・クラウドワークスなどで、知識・スキル・経験を活かしたビジネス

オンラインで可能なバッグオフィス系の仕事は増えているので、自分にあったスタイルの仕事を選択できます。

生活・職場で役立つ知識が多い

社労士試験によって得られる知識は、会社員として働いている時にも役立つ知識が多々あります。

この会社はブラック企業なのではなのか?そんな疑問に直面した場合には、労働関係の知識があればおのずと分かりますね。

また健康・厚生年金など社会保険に関する知識も、転職や独立を考えた時にどういう手続きが必要になってくるのか分かります。

年金に関する知識は、自分の将来設計をたてる時に役立っています。

このように職場や生活に密接に関わる知識が学べるので、実際に社労士としての仕事に就かなくても、自分自身の人生に大いに役立てることができます。

労務関係の部署に勤務していた時には、職員の家族(夫)が抱える「賃金未払い相談」にものっていました。
友人の転職時には、扶養加入に関する相談にアドバイスをしています。

まとめ

社労士を目指すのは、「やめておいた方がいいよ」とか「無意味だよ」と言われる理由と、筆者の経験から「それでも取得して良かったと思う理由」もあわせて解説しました。

本人が無意味だと思ったら、勿論その通りです。

しかし今、あなたが社労士の資格をとってみたいと思っているなら、そのモチベーションは大きなチャンス!

チャレンジしてみては、いかがでしょうか?

社労士になってみないと見えない景色(人生)があることは確かです。

みろく
サイト運営者
医療機関の勤務歴18年
人事・総務・経理などの仕事をしています。

【保有資格】
・社会保険労務士
・ファイナンシャルプランナーなど

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